金沢文庫観光ガイド

金沢文庫周辺のレジャースポットとイベント・恒例行事などをご紹介します。お越しの際には、近くにバスターミナル、タクシー乗り場、駐車場、そして様々な店舗がある金沢文庫すずらん通り商店街が便利です。

海の公園

海の公園は、金沢地先埋立事業の一環として整備され、昭和63(1988)年に開園した、横浜で唯一の海水浴場をもつ公園です。海辺には、約1kmにわたる砂浜と豊かな緑が広がり、海と人とがふれあえる貴重な憩いの空間となっています。

自然に見える砂浜ですが、千葉県から運んだ砂で人工的につくられたものです。現在は、カニやアサリなど多くの生き物が生息しています。

春先には、潮干狩りを楽しむことができ、夏の海水浴シーズンとともに、多くの人で賑わいます。また、波が静かで遠浅の海浜は、砂遊びやボードセーリングを楽しむのに向いています。

園内には、ビーチバレー場、ウインドサーフィン艇庫などのマリンスポーツ施設があるほか、サッカーなどに利用できる芝生のグラウンド「なぎさ広場」やバーベキュー場があり、さまざまな海辺のレジャーを楽しむことができます。

出典: 公益財団法人 横浜市緑の協会 海の公園 施設概要

金沢自然公園

金沢自然公園は、周囲を金沢市民の森や自然観察の森・氷取沢市民の森など横浜市最大級の緑に囲まれた約60万m²の広大な敷地を有する自然公園です。丘陵地帯にあるので、天気が良ければ東京湾の向こうに房総半島が望めます。園内は”動物園エリア”と”植物区エリア”に分かれ、四季の移ろいを感じながら、動物や昆虫、草花を観察することができます。

“動物園エリア”では、おもに大型希少草食動物の展示が行われ、日本でここだけでしか見られない動物をはじめ、世界でも絶滅の危機に瀕している動物が飼育されているので、資料だけでは得られない、本物の魅力を感じることができます。

また、”植物区エリア”には、動植物の展示コーナーのある「ののはな館」、自然散策路、たくさんの遊具や市内最大級のローラー滑り台やバーベキュー場があり、時間を忘れて一日中楽しむことができるファミリーにぴったりの公園です。

出典: 公益財団法人 横浜市緑の協会 金沢自然公園

通年
バーベキュー場の貸出, ヤギさんのおやつタイム
2月
梅の花
3月
菜の花
4月
6月
紫陽花 (アジサイ), 山百合 (ヤマユリ)
8月
百日紅 (サルスベリ)
11月
紅葉
12月
山茶花 (サザンカ), 水仙 (スイセン)

称名寺

称名寺は、金沢山 (きんたくさん) 称名寺。真言律宗、別格本山。金沢(かねさわ)北条氏の菩提寺である。称名寺の創建年は明らかでないが、北条実時 (ほうじょう さねとき) (1224~1276) が六浦荘の居館内に阿弥陀三尊を祀った持仏堂から発展したものという。実時は、正嘉2年 (1258) に持仏堂で潅頂の儀式を受け、また翌正元元年 (1259) 頃に称名寺を建立したとの記録がある。実時は、鎌倉幕府二代執権北条義時の孫で、引付衆や評定衆など幕府の重職を歴任して北条得宗家を政治的に支えるとともに、学問に造詣が深く、収集した和漢の書籍を鎌倉から六浦に移し金沢文庫の基礎を作った。実時は、奈良西大寺の叡尊 (えいそん) に帰依し、称名寺をそれまでの念仏宗から真言律宗に改め、下野国薬師寺の審海上人 (しんかいしょうにん) (1232-1304) を迎えた。実時の子顕時 (あきとき) (1248~ 1301) は、寺内外の土地を寄進し、本尊弥勒菩薩立像 (重要文化財) を建立、顕時の子貞顕 (さだあき) (1278~1333) は伽藍の再造営を行って寺の拡充・発展に尽くした。元亨3年 (1323) の「称名寺絵図」は、中央の苑池を囲み、金堂や講堂、鐘楼、仁王門など七堂伽藍を備え、当時の壮麗な寺観を伝えている。特に、南の仁王門から池を東西に分けて反橋、中島、平橋を渡り金堂に至る形式は、平安中期以降盛んに築造された浄土式庭園の最後の遺例として貴重とされる。

元弘3年 (1333) 北条氏滅亡後は、後醍醐天皇や鎌倉公方、豊臣秀吉、徳川家康ら時の権力者の庇護を受けたが、寺運は回復せず、江戸期には大きく衰退した。 昭和53年 (1978) 度から10カ年にわたって称名寺庭園・苑池の発掘調査と保存整備事業が行われ、「称名寺絵図」に基づいて昭和60年度に平橋、61年度に反橋が復元され、翌年にかけて庭園の復元的整備が行われた。しかし、その後の風雨等の影響で橋が劣化・腐朽したため、平成19年度に平橋、20年度に反橋の架け替えが実施された。

4月
染井吉野 (ソメイヨシノ)
5月
黄菖蒲 (キショウブ), 薪能 (たきぎのう)
10月
紅葉

称名寺への道順です

京急金沢文庫駅・すずらん通り商店街から称名寺への案内地図です。ご活用ください。スマホの方は地図を長押し、写真として保存すると地図だけをアルバム・フォトなどの写真閲覧ソフトから、ご覧いただけます

野島公園

野島公園の最大のおすすめポイントは野島山山頂にある展望台です。この展望台からは360度の展望が楽しめます。

近くは、平潟湾や海の公園、八景島をはじめ金沢をとりまく緑の丘陵地帯が、また遠くは富士山丹沢の山々、横浜のMM21地区や東京の超高層ビル群、東京湾横断道路、房総半島、観音崎等の三浦半島南部の山々を見渡すことができます。

展望台から遊歩道を下りて来ると、伊藤博文の別邸跡があります。そこから海辺に沿って南へ歩くと横浜で唯一残された貴重な自然の浜辺があり、海の公園同様、潮干狩りができます。

更に海辺に沿って進むと、バーベギュー場やキャンプ場があり、多くの人たちで賑わっています。ここには青少年の合宿所となる、青少年センターもあります。そのそばに、稲荷神社、公園を出ると染王寺があります。

また、この島では約7000年前のものといわれる野島貝塚が発見されており、古代より人が住んでいたと思われます。

江戸時代には金沢八景の一つ「野島夕照」と詠われた景勝の地で、広重の浮世絵では野島山の右半分が「野島夕照」、左半分が「平潟落雁」に描かれています。

野島公園の松林に囲まれた茅葺きの木造家屋が伊藤博文の旧伊藤博文金沢別邸です。純和風建築2,100坪の広大な敷地に建坪110坪、前面に乙舳の海を一望できる別荘でした。ここには、大正天皇や裕仁親王(昭和天皇)、韓国皇太子はじめ、多数の政府高官が招かれました。

平成18年に横浜市指定有形文化財に指定され、解体・調査を経て、平成21年に創建当時の姿に復元されました。敷地内には牡丹園もあります。

通年
野球場・バーベキュー場・キャンプ場の貸出
4月
桜, 牡丹 (ボタン)

神奈川県立金沢文庫

金沢文庫は鎌倉時代のなかごろ、北条氏の一族(金沢北条氏)の北条実時が武蔵国久良岐郡六浦荘金沢(現、横浜市金沢区)の邸宅内に造った武家の文庫です。

その創設の時期についてはあきらかではありませんが、実時晩年の建治元年(1275)ごろと考えられています。蔵書の内容は政治・文学・歴史など多岐にわたるもので、収集の方針はその後も顕時・貞顕・貞将の三代にわたって受け継がれ、蔵書の充実がはかられました。

金沢北条氏は元弘3年(1333)、鎌倉幕府滅亡と運命をともにしましたが、以後、文庫は隣接する菩提寺の称名寺によって管理され近代に至りました。現在の金沢文庫は昭和5年(1930)に神奈川県の施設として復興したもので、平成2年(1990)から装いも新たに中世の歴史博物館として活動を行っています。

県立金沢文庫は、鎌倉時代の諸相を今日に伝える貴重な文化財を後世に伝えるとともに、その調査・研究の成果を展示や講座を通じて公開し、また、皆様の生涯学習の一拠点としてその役割を果たすべく活動を行っています。

出典: 神奈川県立金沢文庫 文庫概要

小柴自然公園

小柴自然公園は、平成17年に返還された在日米軍小柴貯油貯油施設の跡地を広域公園として整備するものです。

令和5年9月に開園した第1期エリアは、広々とした草地広場と海食崖の景観が特徴です。園地は平坦な地形で、中央部にはインクルーシブ遊具広場(障害の有無などにかかわらず誰もが利用できることを目指した遊具広場)があります。

出典: 横浜市ホームページ 小柴自然公園

利用時間
4月から10月 8:30-17:30
11月から3月 8:30-16:30
※時間外は閉鎖しています。
駐車場の料金
1時間200円、以降30分100円
現金および交通系電子マネー (Suica, PASMO) でお支払いいただけます。
※駐車券を紛失した場合は特別駐車料金となります。
駐車場の営業時間
24時間
駐車場の収容台数
普通車 66台
駐車場の所在地
横浜市金沢区長浜116-2